日本のカフェの歴史
日本では、明治時代の終わりにパリのサロンを範とした「カフェー・プランタン」が開店した。
本場のカフェでは男性が給仕をするが、プランタンでは女給を置いた。これが評判になり、その後のカフェーといえば、社交喫茶など風俗営業の業態に変質していった。
現在ではほぼ喫茶店等飲食のできる、カフェバー、インターネットカフェ、オープンカフェなどのような業種の総称として使われている。
2000年代よりカフェブームが起こった。以降は日本の都市で単にカフェと言った場合、ソファ、暖色系等のインテリア、白熱灯による薄暗い照明、あるいは近代建築や町家、倉庫などを活用して建物の雰囲気を生かしたインテリアにするなど、店主のこだわりがいくらかでも感じられる店のことを指すようになった。アメリカの「ラウンジ」文化の影響もあったと考えられる。
世界のカフェの歴史
イスラム圏イスラム圏にはヨーロッパより古くからコーヒーを飲ませる店があった。史上初めてのカフェが登場したのは、コンスタンティノープルだった。
ロンドン
ロンドンでは17世紀後半からコーヒー・ハウスが流行した。こちらの方がパリのカフェよりも歴史は古いが、後にはパブに取って代わられた。
パリ
現存するフランス最古のカフェがパリのカフェ・プロコップで1686年の創業。18世紀に入るころには300軒ほどのカフェがあり、フランス革命前には700軒ほどになっていたという。ルソー、ディドロといった思想家のほか革命家や政治家もカフェに集まり、議論を行ったり、密議をこらす場面が見られた。カフェはフランス人の生活に根付いており、ヴェルレーヌやランボー、マラルメ、ピカソなどの文化人、芸術家が出入りしたドゥ・マゴ・パリも有名。
ウィーン
17世紀末に初めてカフェが開業したと言われ、18〜19世紀に店舗の数も増えた。かつて文学者や芸術家が通ったという名物カフェが観光名所になっている。
ヴェネツィア
サンマルコ広場にあるカッフェ・フローリアンは、カフェラッテの発祥店でもある。1720年12月29日サン・マルコ広場に創業し、現在も同じ場所で営業している。当初はアッラ・ヴェネツィア・トリオンファンテと名付けられたが、 現在では創業者であるフロリアーノ・フランチェスコーニの名をとって、フローリアンと呼ばれる。